あの重慶マンションに泊まっちゃったのですin香港(1)

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kikujungboy / Shutterstock.com

旅した日:2015年11月

突然ですが香港の重慶マンションってご存知でしょうか??

重慶大厦(重慶マンション)=チョンキンマンションって読みます。チョンキンっ!!

沢木耕太郎の『深夜特急』がバイブルだってぜっていうバックパッカーさんにはおなじみの例の集合体ビルディングです。

現代の九龍城とか、悪の巣窟とか、とにかくやばそうな噂ばかりが聞こえてくるのビルディングですが、要は安宿の集合体建物。

わたしも『深夜特急』を見て、こんなスリリングな宿に泊まってみたいなぁって10代や20代前半の頃は思っていたけれど、まさかこの歳になって泊まることになるなんて・・・正直もうそんなにスリリング体験に耐えうる年齢じゃないし泊まりたくなかった(笑)けど泊まることになってしまった香港女一人旅。

かつては、麻薬取引や売春、殺人、エボラ出血熱に感染した疑いのあるアフリカ人観光客が宿泊していた・・・などなど、超ブラックすぎる噂のある重慶マンションに泊まる羽目になってしまったのは、もうひとえにBooking.comというサイトのせいだぁぁぁ!

航空券を予約した際に「この宿がおすすめです」
レコメンド機能にやられちゃいました。
宿泊費6000円くらいの宿で狭いけどこぎれいな部屋の写真を見て、まぁここでいっか的な適当な予約。
はい、私が悪いんです。
香港って物価高いからその辺のアジアのホテル料金の感覚じゃダメだったんですね・・。

しかもBooking.comにはちゃんとしたホテルの場所はマッピングされてなくて、この辺かなぁってところをうろうろすること20分・・・。
ホテルない!ホテルどこー!!
マップはこの重慶マンションの隣をさしてるんだけどなぁ・・・って、もしかして重慶マンションの中の宿なのか!?って気づいて、しばし硬直。うわぁーまじかー・・・って現実に戻る。

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重慶マンションの入り口には怪しげなインド系の大柄な男性の客引きがめちゃくちゃいっぱい。
「シャチョーサン、ニセモノアルヨ」とか「ケータイアルヨ」とか「ヤド、ヤスイヨ、ヤド、ミテ」って。
たぶん、観光客よりこのインド系の方のほうが多いんじゃないかってくらい。

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↑しかも建物の中、迷路みたいでよくわからん。
3メートル歩くたびに客引きのインド人に「ニセモノ」って声をかけられながら、重慶マンション内をうろうろ・・。
しかも時間は深夜12時の少し前。もうやばい、宿に絶対たどり着けない・・・麻薬~殺人~という言葉が脳裏をよぎり始める。

もう本当にやばいんじゃないかってことで、ちょっと親切そうな(完全に勘)インド人客引きのお兄ちゃんに「この宿どこ!!?どこなのよー!!」ってスマホのホテル情報を見せて、必死な形相で迫ったら、お兄ちゃんびびったらしく親切に教えてくれました(笑)

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重慶マンションはめちゃくちゃ大きくてAブロック~Eブロックに分かれています。

Aブロックはビルの入り口からすぐですごくわかりやすいんだけど、わたしの予約した宿は建物の一番奥にあるDブロック。
インド人のお兄ちゃん、親切にDブロックのエレベーターまで連れてきてくれました。めっちゃいい人!超親切。
そして「気をつけてね~バーイ」と颯爽と去っていった・・・悪い人じゃなくてよかった。

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わたしがBooking.comにレコメンドされてしまったのは「ロシアンホテル」っていうゲストハウス。
香港なのにロシアンホテルなのかよ!しかも隣は「オーストラリアンゲストハウス」。
なんか突っ込みどころ満載なところはスルーして、チェックイン。

ゲストハウスというか、マンションの一室を細かく部屋を区切って貸しているという印象。
部屋の入り口はオートロックになっているので、チェックインするには呼び鈴を押して、お部屋のオーナーさんを呼び出します。
中からはもう既に見慣れてしまったインド系の男性が出てきました。
夜もかなり遅いし「なんだよ、もう寝るんだよ、俺は」的な不機嫌な感じでしたが、「あのー、予約してるんですけどー、遅くなってごめんなさいねー」的な下手な感じでいたら「オケーオケー名前は?」みたいな感じでチェックインできました。

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で、お部屋こんな感じ。めっちゃ狭い。けど想像してたより割とマシ。シーツとかタオルとか清潔だったし、一応、窓もありました。
重慶マンションの安宿で窓がある部屋はめずらしいみたい。

わたしの情報はもはや『深夜特急』しかないから、シーツは汚くて、南京虫がいて、エアコンはもちろんなくて、シャワーはぶっ壊れている、トイレも詰まっちゃって悪臭が・・・みたいな部屋を想像していたけど、全然いける。
というか、普通(でもなかったけど・・感覚が既に麻痺してる)

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まぁ、確かに『深夜特急』の時の部屋って1泊1000円とかそんな感じだったもんなぁ・・。
私が泊まった部屋は重慶マンション内ではスイートルーム級だったのかもしれない(笑)

アメニティもバスタオル、フェイスタオル、歯ブラシ、ティッシュ、DrinkingWaterなど重慶スイート(笑)
2泊したんだけど、ちゃんとシーツ交換とお掃除もしてくれてました。重慶スイート(笑)

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シャワールーム兼トイレ。
いや、違うな。
トイレにシャワーがついてる仕様といったほうが正しい。
しかも、この水洗トイレ、なぜかタンクに自力で水を貯めないといけないようになっていました。
なんでー!?
用を足す前にシャワーでタンクに水をじゃーっと貯めます。5分くらいかかる。
隣の部屋の人がトイレを使うとなぜかわたしの部屋のトイレの水が流れるという怪奇現象のおまけ付(笑)

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1 個のコメント

  • 自分が何年振りかの海外渡航に選んだのが香港でした。
    2009年の年末でした。

    やはり「深夜特急」の影響が強く、香港で宿泊するなら重慶大廈!と
    決めていました。
    12月とは言え香港は暑いのではないかと思ったのですが、そこそこ寒くて.
    昔サンフランシスコで買ったフリースが役立ちました。

    重慶大廈は最初は同じく16階に連れて行かれました。
    なかなかエレベーターが来なくてね。
    宿の担当の女性が若いのか年喰ってるのか不明な謎の雰囲気の方で、ああ香港何なんだなと
    無理に納得していました。

    観光は現地の旅行会社のツアーを使いましたよ。
    気楽だったし、日本語で説明でしたから。
    今なら英語でもOK[だけど、さすがに広東語はわからんです(笑)

    それから年に2,3回は香港へ。
    近いのもあるし、現地に彼女が出来たので、それが主たる目的。

    コロナが去って、海外渡航が通常に戻ったら、まずは香港へ行きたいですね。
    「池記」の蟹粥食べたいです!

    ちなみに50代のオッサンです!

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