旅した日:2013年11月

新日本海フェリーで舞鶴から小樽へ(1)の続きです。
おげんきですかーおげんきですかーわたしはげんきですー
岩井俊二監督の映画『ラブレター』のミポリンの台詞。この映画『ラブレター』の舞台のひとつが小樽、そして私が今住んでいる神戸。どちらも港町でなんとなく雰囲気が似てるんですよね。でも小樽はなんとなく懐かしさの面影みたいなものがある街で、そこの路地やあそこの坂道、なんだか郷愁を感じずにはいられない街。

今回、お世話になったお宿かもめやさんのすぐそばにある小樽北運河。
この小樽運河は、大正12年に完成した港湾施設で,海岸を埋め立てて造られており、船荷の積降しを行う際、船と倉庫をつないで作業を円滑にするという、大きな役割を果たしてきたそうです。

運河の中でも「北運河」と呼ばれる北部は、運河の幅が昔ながらの40メートル程の長さで作業船などの小型船が今も係留されています。商船学校の船やイカ釣り(?)の船とかいろんな船がありました。運河沿いにはこんな感じの石造りの古い建物がたくさん残っていて、今はお洒落なカフェなんかになってます。

製罐工場です。運河と同時期に建設された工場で、この倉庫は大正13年に竣工されたそうです。重厚な佇まいに歴史の重さを感じます。こういう味のある建物、運河べりに座ってずっと眺めてられそう。

窓越しの小樽。

小樽はガラスの街で体験工房やショップがたくさん。

北海道は11月の中旬でこの紅葉まっさかり。紅葉が終わるともうすぐに雪の季節になるって宿の女将さんがいってました。北海道の短すぎる秋。だから余計に美しく見えるのかなぁ

トンボ玉の手作り体験ができる体験工房&お土産屋さん。外観は洋風なのに店構えが和風なのが面白かった。

お店の中はきらきらなものがいっぱい。

近代産業遺産の旧手宮線跡地。手宮線(てみやせん)は、北海道小樽市の南小樽駅から同市内の手宮駅を結ぶ日本国有鉄道が運営した鉄道路線で、北海道で最初の鉄道開業区間の一部で、石炭や海産物の積み出しで賑わったが、1985年に廃止となったそうです。

手宮線の跡地は遊歩道になっていて散策することができます。のんびりとゆっくりと散歩ができるよいところです。

廃線沿いはこんな感じのALWAYS三丁目の夕日みたいな風景。雑草に侵略されたベンチとか、丸窓とか、いいなぁ。

こんな感じのお家いいなぁ。ワンダー感はんぱないなぁ。生活感が逆にスタイリッシュな感じすらするのは何故なんだろうか。そして神石ってなんだろう。・・。

そしてここで小樽初きのこ。

廃線脇にそっときのこ。

こんな感じの叢にきのこ。

さよならきのこ。

手宮線の跡地をずーっと歩いて、山の上のほうに上ってきて手宮公園までやってきました。この公園はかもめやの女将さんのおすすめの場所だそうで、小樽の観光スポットではないけれど、とっても気持ちのよい場所です。
気のいい場所で、ちょうど紅葉まっさかり。

手宮公園の一番上のほうにやってくると、小樽港が一望できます。
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