新潟の農村でアートにまみれた!大地の芸術祭2015(2)

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十日町の駅前まで戻ってきました。
越後妻有 里山現代美術館 [キナーレ]の展示を見に来ました。
「キナーレ」の言葉の意味は、この地域で使われている方言で、この場所に来て下さいという意味である「来なされ」と、十日町地域の特産品であるキモノを着て下さいという意味である「着なされ」という意味をかけているそうです。

受付を済ませてエントランスをくぐると、中庭に展示を発見!
特別企画展の「蔡國強 蓬莱山—Penglai / Hõrai」
北京オリンピック開会式の花火の演出でも知られる、中国を代表する世界的アーティストの蔡國強さんの作品です。

裏っかわが面白い!ハリボテなんだなぁ。これ。
東アジアが緊張状態にあるなか、今、最もリアルで、国内外の関心が集まる「島」をテーマにした作品です。
古代中国で仙人が住むといわれた東の海に浮かぶ伝承の島(山)「蓬莱」をメタファーとしているそうです。

常設展示のゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー《ゴースト・サテライト》
十日町市内で収集した廃材、生活用品、農具などを使って構成された作品です。

サテライト=衛星。
日本の中心である東京と越後妻有との関係は、この地球と人工衛星のような関係ではないか?
地球から遠く離れた衛星も情報を発信し続けているかもしれない。
そして、地球から捉えられないその無数の信号の交錯は新たなネットワークを作っているかもしれない。

キノコ好きだなぁ。これも十日町のキノコなのかしら?

レアンドロ・エルリッヒさんの作品《トンネル》
越後妻有の特徴を最もよく表していて、よく見かけるもの。それは、中山間地であるがゆえの「トンネル」と豪雪地ならではの「かまぼこ倉庫」。初めてこの地域を訪れた時から魅了されてきたトンネルに着想を得て、作家はこの二つの要素を美術館のための新しい作品にしたそうです。

遠近法と目の錯覚で本当にトンネルにいるような感じになりましたが、実際にはこんな仕様でした(笑)

カールステン・ヘラーさんの作品《Rolling Cylinder, 2012》

真っ白い”装置”のなかに足を踏み入れると・・・うわぁなんか気持ちが悪い感じ。平衡感覚がおかしくなる、あの感じです。
赤白青の螺旋模様が回転するトンネルを通り抜け、平衡感覚が揺さぶられる作品。
赤&青&白、この色合は血液に由来するといわれているらしいです。床屋さんの例のクルクルしてるあれ。

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